宅建試験の5問免除科目(問46〜50)には、一定の出題パターンがあります。問題の作り方の特徴を理解することで、知識があいまいな場合でも正答率を高めることができます。過去問から見えてくる出題パターンと解答テクニックを解説します。
5問免除科目の問題の特徴
5問免除科目の問題には、他の科目(権利関係・法令制限等)と比べて以下の特徴があります。
- 条文の正確な暗記より、制度の大枠の理解を問う問題が多い
- 「○○は正しいか・誤りか」という正誤判断形式が多い
- 統計問題は最新データの確認が必要で、テキスト学習だけでは対応しにくい
- 過去問の類似問題が繰り返し出題される傾向がある
問46(住宅金融支援機構)の解答テクニック
問46は「機構が行えること・行えないこと」の区別が重要です。
- 「直接融資が基本」という選択肢→誤り(証券化支援が基本で直接融資は例外)
- 「フラット35は変動金利」という選択肢→誤り(長期固定金利)
- 「機構がすべての業務を行う」という選択肢→誤り(窓口・実行は民間金融機関)
問47(景品表示法)の解答テクニック
「認められる表示か否か」の判断問題が多いです。以下の引っかけパターンに注意しましょう。
- 「新築後1年2か月だが未入居の物件」→「新築」は使えない(1年超のため)
- 「最寄り駅から徒歩8分(道路距離700m)」→700÷80=8.75→切り上げ9分が正しい(8分は誤り)
- 「成約済み物件を売れ残りとして掲載」→おとり広告(禁止)
問48(統計)の解答テクニック
統計問題の選択肢には「前年比増加」「前年比減少」「前年と同水準」など方向性を問うものが多いです。
- 地価は全国的に上昇傾向か下落傾向かを把握しておく
- 着工件数の増減傾向を確認しておく
- 「統計を見れば当然わかること」の常識的な判断も有効
問49(土地)の解答テクニック
地形と宅地適性の対応を覚えることが基本ですが、以下の消去法も有効です。
- 「液状化リスクが高い」→砂質地盤・埋立地・デルタ地帯
- 「地盤が安定している」→台地・段丘
- 「洪水リスクが高い」→低湿地・旧河道・三角州
問50(建物)の解答テクニック
構造の特徴についての「正しい」「誤り」を問う問題が多いです。
- 「木造は耐火性が高い」→誤り(木造の短所は耐火性の低さ)
- 「鉄骨造は高温でも強度が維持される」→誤り(高温で強度低下)
- 「RC造は引張力に強い鉄筋と圧縮力に強いコンクリートを組み合わせた構造」→正しい
まとめ
5問免除科目の解答テクニックは、各問の引っかけパターンを覚えることです。問46は「直接融資は例外」「フラット35は固定金利」、問47は「新築の定義(1年未満)」「80m=1分(端数切り上げ)」、問49・50は特性の対応関係を整理しておくことが重要です。過去問で引っかけのパターンに慣れておきましょう。


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