抵当権とは
抵当権とは、債務者が債務を担保するために不動産に設定する担保物権です。債務不履行の場合、債権者は不動産を競売にかけて優先弁済を受けられます。
抵当権の特徴
- 非占有型:設定後も債務者が不動産を使い続けられる
- 優先弁済的効力:競売代金から他の債権者より先に弁済を受けられる
- 追及効:不動産が第三者に譲渡されても抵当権は消滅しない
法定地上権とは
法定地上権とは、抵当権実行(競売)により土地と建物が別人の所有となった場合に、法律上当然に建物のために地上権が成立する制度です(民法388条)。
法定地上権の成立要件(4つすべて必要)
- 抵当権設定時に土地上に建物が存在すること
- 抵当権設定時に土地と建物が同一所有者であること
- 土地または建物の一方(または双方)に抵当権が設定されていること
- 競売により土地と建物の所有者が異なることとなったこと
具体例
AがBから借金をし、A所有の土地に抵当権を設定。その後Bが競売を実行し、土地をCが取得した場合→AはCに対して法定地上権を主張でき、建物を使い続けられます。
根抵当権との違い
根抵当権は、一定の範囲の不特定の債権を極度額の範囲内で担保する抵当権です。銀行融資などで利用されます。普通抵当権と異なり、被担保債権が確定するまで随時変動します。


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